オオカミな大上くん
あたしは思い切って話しかけた。



すると、舌矢は少し目を見開いたあと、可愛い笑顔を見せてくれた。



「次、二人三脚だよ!」



あたしは席を立ち、スズランテープで縛ってあるトラックと応援スペースのところまで出て行った。



「大上くん、早く!」
< 191 / 343 >

この作品をシェア

pagetop