曇り、ときどき雨。君に、いつでも恋。


教室に戻ると、アイちゃんが駆け寄ってきた。


「ご飯食べよー!!!」


あ、そうか、お昼休みか。


「うん、今いく!」


あたしはカバンからお弁当を取り出してアイちゃんのところに向かった。


「今井先生の授業も、わかりやすかったねー!」


今井、先生。

そっか、先生か。


正直、全っ然聞いてなかったけど。


「そ、そうだね。」


あたしはとっさに相槌をうってごまかした。


「はー、でも今井先生、すごくかっこよかったな。


イケメンって感じではないかなって思ったけど
もうね、にこって笑ったときの顔がたまらん!!

すっごく優しそうだったし。


あれは女子に大人気間違いなし!!



ね、コハルもそう思ったでしょ?」


そ、そうだったんだ。
やっぱり、あの営業スマイルでやってたのかな。


「う、うん。そうだね。」


女子に大人気、か。

うん、すごく嫌。

だけど、
今井さんには婚約者がいるんだよ、女子のみなさん。


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