君の笑顔は眩しく、ときどきせつない

「才能がないなんて、どうして分かるのってこと。」

「なんとなくだよ。」

「でも。描くの楽しいんだよね?楽しくなかったらあんなに何冊もスケッチブックに描き続けないでしょ?」

「ただの暇つぶし。」

「つまんないなぁ。」

つまらないに決まってる。
俺はつまらない人間なんだから。

俺は普通の人間。
どこにでもいるような高校生。

毎日同じ時間の電車にのって、
とりあえず部活をして、
普通に就職して、

俺には普通をこなすことが丁度いいのだ。
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