男装したら数日でバレて、国王陛下に溺愛されています
「どうしてこんなに綺麗なお前が男に見えると思ったのか……あの時の私は狂っていた」
 

ミシェルはロドルフに抱きついた。


「おじいちゃん、私幸せよ」
 

ロドルフはまだ心配そうだったが、ひとりで村へ戻って行った。

家に戻ったロドルフから話を聞く母親はきっと腰を抜かすほど驚くだろう。
 
時期をみて、ミシェルも一度家に戻ると約束した。
 
数日後、ミシェルは母マリアンヌから今回のことに関しての手紙を受け取った。

話をロドルフから聞いていまだに信じられない、心配であるとつづられていたが、最後の一文にミシェルの幸せだけを願うとあった。



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