ヴァンパイアの花嫁
普段着のドレスに着替えさせてもらうと居間へ行った。


居間でレオンは分厚い本を読んでいた。


ティナが車イスで入ってくるのを見ると、レオンは立ち上がりティナのところへ来た。


「ぐっすり眠っていた」


ティナの身体を抱き上げて自分が座っていた隣へティナを降ろす。


「ぐっすり眠りすぎて昨日のことが夢かと思ったの」


にこっと笑いながら話すティナの唇に軽く口付ける。


「夢じゃない。よくがんばった」


「意外と大丈夫だったわ。アメリアとダーモッドもいてくれたから」


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