ヴァンパイアの花嫁
すぐに膝の上の花を左手で持った。


おかしい……右手の感覚が……?


右手の指を動かしてみる。


動く。


「寒くて手がかじかんでしまったのですね。人間はそういうことがあると勉強しました。暖かい居間へ戻りましょう」


アメリアはそう言うと車イスを屋敷に向けた。


「ティナ、ホットミルクを作って持っていってあげるよ」


ダーモッドが一足先に屋敷の中へ入って行った。




< 380 / 487 >

この作品をシェア

pagetop