ヴァンパイアの花嫁
「ありがとう。気持ちはうれしいよ。声を荒げてしまってすまなかったね。私は大丈夫だ。君が出席できないのは寂しいが終わり次第すぐ戻ってくる。そうしたらゆっくり過ごそう」


レオンは顔を傾けるとティナの唇に唇を重ねた。


ティナは優しいキスに涙が出そうになった。


もう会えない……。


ティナはカサンドラに運命を預けることに決めた。


あたしの血はカサンドラさんの身体に入る。


そうすればあたしはいつまでもレオンの傍にいられるんだよね。




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