婚約者の過去
大学時代
月日が経ち私は大学へ進学鹿島くんは就職とお互い離れ離れになった

私は高校卒業後もなぜか鹿島くんの事が気になっていた。
連絡はしないけども連絡先だけは残してある。

大学生活中に彼氏もできた。
凄く好みの顔立ちで友人からは羨ましがられるほどの格好良さだった。

でもなぜか私は彼を本気で好きになれなかった。
彼と一緒に居る時どうしても鹿島くんを思い出してしまう。
この時初めて気づいた。
私は鹿島くんの事を好きになってたって事を
顔は好みじゃ無いし根暗だし
でも好きになってた

思い返すと鹿島くんは私が悲しんでる時なにも聞かずに側に居てくれた
私が笑うと彼も笑ってくれた
私が困ってる時必死になって私を助けてくれた。
自分を犠牲にしてまでも私の事を思ってくれた。

こんなにいい人なのに私は気づけなかった。
あんなににも私の事を思ってくれる人はいなかった。

でも気づいた時にはもぉ私の隣に彼はいなかった。
< 5 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop