愛すること 続き
彼女の病室に近づくと、中からは咳き込む音が。
足早に病室に入ると、身体を起こし必死に酸素を取り込もうとしている彼女がいた。
「苦しかったね。
すぐ楽になるから大丈夫大丈夫、、」
手早くボタンを外し聴診すると、苦しそうな呼吸音。
早く気づいてやれなかった事に後悔しかないが、ナースコールで看護師を呼びすぐに処置に取り掛かる。
一緒にベッドに座り彼女を寄りかからせ、吸入を始める。
昼間の誰も寄せ付けない態度が嘘かのように、ぐったり苦しそうな表情に胸が痛む。
どう見ても、まだまだ子供の幼気な高校生だった。