Parlez moi d'amour
「でも、あなたを不安にさせておくの嫌だから……今日はちゃんと伝える」

微かに彼の深呼吸が聞こえた。

小さく私の名を呼ぶ声からも彼の緊張が伝わる。

「愛してるよ」

ヘッドセットを通じて、まるで耳元で囁かれるように聞こえる彼の声。

欲しかった彼からの言葉。

言わせてしまった一言。

それでも

とても重い響きを持った彼の一言に、喜びや幸せが一気に体中から溢れ出してくる。

「元くん、私」

「あー! やっぱダメだ!」

「え?」
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