夜空
そして当日…
天候はとても良く、最高の星々が私達を照らした…
なんて綺麗なんだろう…
でも、なんて悲しいんだろうか…
こんな綺麗な星観てたら言えないよ…
「ねぇ、光…」
「なに?」
「えっ?」
なんでいるの!?
さっきまで違う人のところにいたじゃん!
「もういいや、光…私と別れてくれない?」
そう、もういい…
このまま言ってしまえ…
そう思いながらこの言葉をだした…
その言葉に光は悲しそうに頷いた…
「わかったよ…しずく…」
そういって他の人のところへ去っていった…
ははっ…なんだろう…
この罪悪感…
辛いな…
なのにこんな星たちは輝いてる…
さぁ、帰ろう…
もう貴方に会いたくなかった…
またきみを同じ顔にするのが嫌だったから…
私は…独り寂しく去っていった…
「光には私より相応しい女の子がいっぱい居るよ?もう私の…ことは忘れて楽しく過ごしてね…」
彼女の言葉は儚く…
誰にも聞こえずに…消えた…
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