風の贈り物
2章 オードリーの前で起こる奇跡



 8月のカナディアンの風が野うさぎが駆け巡るエメラルドブルーのガラス細工の風鈴をチリンチリンと縁側に静かな音を奏でさせる。
 ロッキングチェアーで昼寝を楽しむ佐藤幸子は数日後、孫の拓也が数年ぶりに家族を連れて帰ってくるのを楽しみにしている。孫の拓也は
幸子と他界した旦那の博と二人で社会にすだつまでそだでた、拓也の母親、自分達の娘は拓也が小学2年の頃、突然行方不明になっている。幸子は気づくと昔、旦那の博とよく行った映画館の前にいた、映画館の広告看板がオードリーヘップバーンの映画マイフェアレディーで幸子は懐かしくなるが、自分の今いる場合が夢の中で現実世界だと気づいていない、後ろから突然、孫の拓也の声が、ばぁーちゃん、周りがぼんやりとして、夢だと思っていた世界が、霧が一瞬で退いた光景のように周りが現実なる。
 後ろを振り向くと、孫の拓也と妻の愛とひ孫と思われる3人の子供がいる。久しぶりです幸子さん拓也の妻愛が挨拶してくる。幸子が会ったことのあるひ孫は、長男の拓海だけで海人と三葉は初めてである、幸子がひ孫3人に優しい表情でこんにちはど言うと長男の拓海と次男の海人がこんにちは久しぶりです、幸子は拓海と海人の言葉と仕草に違和感を感じるが気にすることなく長女の三葉にしゃがみながら優しい表情を作りこんにちはと声をかける。
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