君の隣で眠りたいーー
無くしたくないもの。



それは、君だ。


失いたくないもの。


それも、君だ。



「本当に、ごめんな。


もう絶対傷つけないからーー」



俺は、美心の頬に手を添える。


愛しい想いをぶつけるようにキスをした。


君が、怖くならないキスをした。



今までで一番緊張した瞬間だった。



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