極甘同棲～エリート同期の独占欲を煽ってしまいました

「Eurekaには本当に、良くも悪くも “服ばか” が集まってます。
ただビジネスである以上、服が好き、だけではやっていけないのも事実で。
経営の部分で、そんな彼らのサポートをするのが自分の役割だと思っています」

淡々としていながら、明晰さをひらめかせる語り口。台詞を棒読みしているわけじゃない。彼自身の言葉なんだと、聞いているだけでよく分かる。

バイヤーやプレスといったいかにも学生が憧れそうな職種をおいて、佐伯さんの動画は圧倒的な再生回数をほこり、人事部も驚いたとか。

プレス陣が宣伝を兼ねて、ブログやSNSで「うちの王子」なんて紹介したこともあって、佐伯彬良の名はファッション業界では、じわじわと知られるようになって。
やがて女性誌から取材依頼が来るまでになった。

なんでも女性でいうところの「読者モデル」のような人を探しているのだとか。芸能人じゃないけれど、憧れの存在になれるような男性像に、佐伯さんはぴったりらしい。
容姿、経歴、勤務先、全てにおいて文句なし。