極甘同棲~エリート同期の独占欲を煽ってしまいました
どのくらいの時間なのか、わたしはその場に彫像のように立ち尽くしていた。
ようやく足を動かして、その場を離れたものの、まるで自分を取り戻せない。ただ体が覚えている動作を始めたという感覚だ。
よく知っている道順をたどって、帰巣本能よろしくフロアに帰り着いたものの、チームのひとがわたしを見てギョッとした表情になる。
資料室から戻ってきたら、真っ青な顔で足元は定まらないし、体は小刻みに震え目はうつろときている。
「そよかちゃん、どうしたの!? だいじょうぶ? 顔真っ青だよ」
美奈さんが駆け寄ってきて、わたしの手から雑誌の束を受け取る。
生理痛が・・・自分の口が勝手にそう答えるのを聞いていた。
「今日はもう早退しなよ。急ぎの用事もないから」
その言葉に甘えて、ふらふらの足取りのまま、会社を後にした。
仕事から、逃げた。社会人としてあるまじきことをしてしまった。
ようやく足を動かして、その場を離れたものの、まるで自分を取り戻せない。ただ体が覚えている動作を始めたという感覚だ。
よく知っている道順をたどって、帰巣本能よろしくフロアに帰り着いたものの、チームのひとがわたしを見てギョッとした表情になる。
資料室から戻ってきたら、真っ青な顔で足元は定まらないし、体は小刻みに震え目はうつろときている。
「そよかちゃん、どうしたの!? だいじょうぶ? 顔真っ青だよ」
美奈さんが駆け寄ってきて、わたしの手から雑誌の束を受け取る。
生理痛が・・・自分の口が勝手にそう答えるのを聞いていた。
「今日はもう早退しなよ。急ぎの用事もないから」
その言葉に甘えて、ふらふらの足取りのまま、会社を後にした。
仕事から、逃げた。社会人としてあるまじきことをしてしまった。