極甘同棲~エリート同期の独占欲を煽ってしまいました
「わたしね、父の仕事の都合で高校一年までアメリカにいて、いわゆる帰国子女だったんだけど。日本の高校に転入した頃は、思いっきり周りから浮いてたの」
「理沙子さんが、ですか?」
なんかお母さんの話と違うような。
「個性より協調を重んじる日本の教育になじめないうんぬん、っていうより、とにかく浮いちゃってたの。いじめられてたというより敬遠されてたというか。
当時帰国子女は今より珍しかったし、見た目がちょっと人より目立ったから、あの子はわたしたちとは違うよね、みたいな扱いで。わたしもプライドが高いもんだから、別に一人でもいいわなんて意地張って。弱みを見せまいと勉強でもなんでも必死でやって。ほんとは寂しくてしょうがなかったのに」
初めて聞く話なのに、どうしてだか胸が痛い。
「仁美は今もそうだけど、ひとに愛される才能があって。本人はいまいち自覚がないんだけど。
いつも誰かと笑ってしゃべってて。彼女がいると、周りが和む、明るくなる、そんな子なのよね。ひそかにうらやましいな、あの子みたいになれたらいいな、なんて思ってた」
「理沙子さんが、ですか?」
なんかお母さんの話と違うような。
「個性より協調を重んじる日本の教育になじめないうんぬん、っていうより、とにかく浮いちゃってたの。いじめられてたというより敬遠されてたというか。
当時帰国子女は今より珍しかったし、見た目がちょっと人より目立ったから、あの子はわたしたちとは違うよね、みたいな扱いで。わたしもプライドが高いもんだから、別に一人でもいいわなんて意地張って。弱みを見せまいと勉強でもなんでも必死でやって。ほんとは寂しくてしょうがなかったのに」
初めて聞く話なのに、どうしてだか胸が痛い。
「仁美は今もそうだけど、ひとに愛される才能があって。本人はいまいち自覚がないんだけど。
いつも誰かと笑ってしゃべってて。彼女がいると、周りが和む、明るくなる、そんな子なのよね。ひそかにうらやましいな、あの子みたいになれたらいいな、なんて思ってた」