なぜか1番大好きなアイツ
やっと、前に来て私の隣に立った真田くん
「えー…来夢くんが文化祭実行委員なら私絶対立候補したのになぁ〜」
「だよね〜、。あーあ、彩綾ちゃん羨ましいっ!!」
「でも…あの2人並ぶと……ねぇ?」
「確かに…美男美女だわ」
そんな会話をコソコソしてたなんて知らない私は、真田くんに進行を頼んだ。
で、私は黒板にみんなの意見を書く。
私みんなを引っ張ってくの、あんまり得意じゃないんだよね〜。
そういうの真田くんは好きそうじゃん?
目立つ役割が好きそう真田くんって。
偏見でしかないけど…。
「じゃあみんな、やりたいこととかあるー?多数決で決めるからね」
「はーい!俺メイド喫茶がいいと思いま〜す!!」
はぁ…出たよ。
文化祭定番のメイド喫茶…。
「あ!それならメイド執事喫茶はー?」
女だけメイドやるのも不公平だよ〜、なんて言ってるけど…、
どうせ真田くんの執事姿が見たいだけなのが丸わかりな、1番前の女の子がメイド執事喫茶が良いと言ってきた。
それを聞いた私は、メイド執事喫茶っと黒板に書いた。