吐露するキズ跡
「…なんて、別に思ってないけどね。

サヤトがいなくなって、オレ以上にショックなのはツカサなんだから。

オレこそ、慰めもしないで、ごめんね」

ええと…。

あんなに傷口全開のヒトに、謝られてしまった。

「じゃあ、オレ、次の電車乗らないと遅刻だから、行くね」

って、それじゃあ、何の解決にも…

でも、これ以上止められる訳もなく、羽は行ってしまう。



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