溺愛幼なじみの両片想い
「……わかった」
しぃくんがそう言うとぱっと笑顔になり、今度は“離さない”とでもいうように腕に絡みつく。
こんな場所にいたくない。
しぃくんと他の女の人が親しくしてるところなんて見たくないっ……
「……じゃ、じゃあ私行くねっ。」
後ろから「待って!」というしぃくんの声が聞こえたけど無視して早足で靴箱に向かう。
あの人はきっと、莉央さんだ。
公園で抱きしめていたのもきっと莉央さん。
全てしぃくんに似てる人って思うようにしてたけど、私の横にいたしぃくんが今は違う女の人の横にいる。
自分の中での誤魔化しがなくなっちゃった……
