その花が永遠に咲き続けますように
皆と出会えてから私は変われたと思っていた。だけど実際は、日奈に未だに怯える惨めな自分のままだった。今日助かったのも瑠夏のお陰だ。

私自身は、変われていない。


そう気付いてしまったら、足が鉛のように重い。目の前も、辛い。暗くて深い沼の中にいるみたいーー毎日が輝いていたはずだったのに。
< 132 / 183 >

この作品をシェア

pagetop