その花が永遠に咲き続けますように
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気が付いたら眠っていた。朝日が差し込んでいるからもう朝だろう。
上半身を起こして眠たい目を擦り、携帯で時間を確認すると朝六時。
ついでにメッセージアプリを開くと、お母さんには昨夜のうちに【友達の家に泊まらせてもらいます】と送ってあったので、【了解】とだけ返ってきてあった。


部室にこっそり泊まったことが学校側にバレたら藤先生やメンバーにも迷惑が掛かりそうだから黙っていよう。


それより……



「完成した……」



そう呟いて、ぐっと背伸びをする。そして、机の上の開きっぱなしのノートに目を向ける。



詞が、今度こそ完成した。



私はもう一度携帯を取り出し、藤先生に連絡した。



「先生、朝早くすみません。どうしてもお願いがありまして……」



これは、今まで生きてきた中で最大のワガママなお願いだったと思う。
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