不器用なキミ~向日葵の恋~
「うーん……でも車だったら今日は飲まない?」

「あーそっか」

「お酒は?」

「すっごい飲む」

「ふふっじゃあ……どうしよ」

「車は置いて帰れば良いし、代行って手もあるし気にしないで?」

「うーん。じゃあ海里さん家の近くで飲みます?」

「え……?」

「だって近い方が楽でしょ?代行頼むにしても、歩きで帰るにしても。私はどこでもタクシーで帰れるし」

「……あぁ……でも」

「そうしましょ?」

「……でも、それは、悪いから」

何だかそれじゃあ悪いっていうか、僕の家の近くで飲むんじゃ、彼女の家まで遠いかもしれないしなぁ。

「じゃあ……ここと海里さん家の間くらいで探します?」

「良いんですか?」

「はい!私ん家すぐそこなんで」

「え、あ……そうなの?」

なんだ僕の家とそんな遠く無かったみたいだ。

そっかこの辺に住んでるのか……。
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