不器用なキミ~向日葵の恋~
きっと彼なら、どんな私でも受け入れてくれるだろう。

だけど、それだけではきっとまたこの先彼を傷付ける。

それで悩んでいた思いを伝える問題。

何故なら、私は愛情表現を言葉で表すのが、苦手すぎるから……彼とは真逆なんだ。

それも含めて伝えてみよう。

そう思えたから美月って昔からだけど凄いと思う。

私の悩みを吹き飛ばしてくれるから。

そして約束の日、いつもより早めの時間に迎えに来てくれた彼と、向かった先は横浜のとある埠頭で車を停めてもらった。

「ここ綺麗だね」

「でしょう?」

「よく来るの?」

「煮詰まった時とか、一人で考えたい時とか……何かを変えたい時とか」

「そうなんだ。降りる?」

外の景色を見たそうに、キョロキョロしてる彼は降りたそうだけどその前に話さないと。
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