惑溺オフィス~次期社長の独占欲が止まりません~
「陽介さんのことが好きなんです……」
気持ちをセーブすることができない。
「……香奈」
甘い声で私の名前を呼んだ陽介さんが、私の震える唇に優しいキスをくれた。
怪我が運んできてくれた恋が、思いがけずここから再び動き始める。
遠くから見つめるだけだった陽介さんの本当の恋人になれる日がくるなんて……。
胸いっぱいに膨らんだ想いをキスにめいっぱい込めた。
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