マー君−Black and White
その刹那−−美樹の小さな声が聞こえた気がした。



ありがとう−−。



風のようにすーと流れ、消えた。



それでも十分だった。



美樹の気持ちが少しでも晴れたなら。



教壇を見ると、担任の教師−−楠田が両手を教壇につけ、何か話している。
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