副社長は今日も庇護欲全開です
でも、それは思い込みだったのかも……。ハーブティーのお陰もあってか、最初より緊張の糸がほぐれた気がする。
「副社長、今回私の案ですが、どういう部分が評価されたんでしょうか?」
肩の力がほどよく抜けて、ようやく副社長に話しかけることができた。
すると副社長は、一度資料に目を落としてから私を見据える。さすがに視線を合わせるのは、緊張してしまった。
「SNS活用って部分だな。それも、自社で開発するという。斬新で挑戦してみたい案だと、会議で評価されたんだ」
「そうだったんですね……。とても、嬉しいです」
一か月近く時間をかけて練った案だっただけに、評価をしてもらえて自信になる。
思わず口角が上がったとき、副社長に静かに聞かれた。
「下村さんは、この会社で夢はある?」
「夢……ですか?」
まるで就職面接のような質問に、一瞬戸惑いを覚える。視線を泳がす私に、副社長は小さく微笑んだ。
「そんなに構えなくていい。聞いてみたかったんだよ。きみの案は、かなり練られていたから」
単に案の中身についてだけ聞かれるだろうと思っていたのに、私自身のことも聞いてもらえるのは光栄……。
「学生の頃からの目標だったんです。この会社で、広報に所属することが……。外部に向けて、自社を紹介するって、素敵じゃないですか」
と言うと、副社長は笑みを崩さず私を見た。綺麗なその瞳に見つめられ、情けないくらいにドキドキしてしまう。
「副社長、今回私の案ですが、どういう部分が評価されたんでしょうか?」
肩の力がほどよく抜けて、ようやく副社長に話しかけることができた。
すると副社長は、一度資料に目を落としてから私を見据える。さすがに視線を合わせるのは、緊張してしまった。
「SNS活用って部分だな。それも、自社で開発するという。斬新で挑戦してみたい案だと、会議で評価されたんだ」
「そうだったんですね……。とても、嬉しいです」
一か月近く時間をかけて練った案だっただけに、評価をしてもらえて自信になる。
思わず口角が上がったとき、副社長に静かに聞かれた。
「下村さんは、この会社で夢はある?」
「夢……ですか?」
まるで就職面接のような質問に、一瞬戸惑いを覚える。視線を泳がす私に、副社長は小さく微笑んだ。
「そんなに構えなくていい。聞いてみたかったんだよ。きみの案は、かなり練られていたから」
単に案の中身についてだけ聞かれるだろうと思っていたのに、私自身のことも聞いてもらえるのは光栄……。
「学生の頃からの目標だったんです。この会社で、広報に所属することが……。外部に向けて、自社を紹介するって、素敵じゃないですか」
と言うと、副社長は笑みを崩さず私を見た。綺麗なその瞳に見つめられ、情けないくらいにドキドキしてしまう。