副社長は今日も庇護欲全開です
雑念を追い払わなければ……。そう思うのに、微笑を浮かべる副社長の雰囲気が優しくて、視線をそらせない。

「そう思ってここで働いてくれるのは、とても嬉しいな。この案については、参考にさせてもらってシステム部に回そうと思う」

「はい、ありがとうございます」

嬉しい……。自分の案が会社で採用されるなんて、本当に満足感を覚える。

それに、こうやって副社長とも話ができて貴重な経験をさせてもらった。

「下村さん、これからも会社と自分のために頑張ってほしい。応援してる」

「ありがとうございます! これからも、頑張ります。それと、ご馳走さまでした。ハーブティー美味しかったです」

ハーブの香りで、本当に癒された。副社長の気遣いに、助けてもらったと思い感謝でいっぱい。

「いや、こちらこそ貴重な時間をありがとう。きみの仕事ぶりを、期待しているよ」

「はい!」

頑張ろう、これからも。素直にそう思えるほど、副社長との時間は、私をとても前向きにした──。
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