君がいて、僕がいる。



こんな恋があるなんて、私は知らなかった。

『所詮2番目』

そんなことで自分の気持ちに制御をかけてきた。
……でも、圭介にはそんな制御装置も通用しなかった。

きっとそれだけ好きになれる相手だったから。
今まできっと私はこんなに好きになれる人に出会ってこなかったんだ。


「ごちそうさん!
真希、行こ」

「え、待って待って
着替えを……」

「制服のまんまでいいよ」


そういって、私の腕を取る圭介。


本当、この一年で私は変わった。
だから、今度は私の番、
たくさんのありがとうを、返していきたい。

輝く未来ばかりではないかもしれないけど…それでも、一緒に歩いていきたい。
嫌になるときもあるかもしれない。
でも、それでも未来は明るいものだと信じて……


そうやって、毎日一緒に生きていきたいよ。


「真希、行こ」


そうやって手を私に差し出す圭介。
その手を、私はつかむ。

辛い時じゃなくても、圭介が差し出した手を、私は必ず掴むって誓ったんだ。


「うんっ。」


その手に、きっと私の幸せが待ってるから。
そしてこの手に、きっと圭介の幸せが待ってるから。


「そういえばさ」

「ん?」

「今物語を終わらせたら、ハッピーエンドじゃん?」

「……そうだけど、実際は最後じゃないじゃん」

「まぁそうだけどさ。
物語なら、だよ!」

「…そうだね」


どんな最後を迎えても、どんな最後だったとしても
圭介の笑顔を見たいから。





E N D
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