手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~

「でも……やっぱり、無理です……ごめんなさい……」


「えっ? どうして?」


丸野さんはもじもじと体を揺らせる。


「私……中学の時、いじめられてたんです……そのいじめっ子達はまだ会うたびに私にちょっかいをだしてきて……その……もし、みなさんとお店で一緒にいるときに会ったら、みなさんにも迷惑をかけちゃうから……」


丸野さんの言葉に胸がしめつけられるような思いがした。


中学の時のいじめは、高校にあがってからも丸野さんを苦しめているんだ。
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