Sweets♡Days


「そんな漫画みたいなことあるわけないだろ。ったく、こんな女と二人で店とか本当に大丈夫かよ」


もう一度ため息をつく桐島さん。


「なっ、そこまで言わなくても…」


「とにかく、そんな甘い考えなら、俺はお前を店長だとは認めない!」


冷たい目であたしを睨む。


「あ、あたしだって、アンタみたいな人いらない。どうせ、ケーキだってろくなもの作れないくせに!」


そんな桐島さんに思わずカッとなって言い返すと、


「なら、試してみるか?俺のケーキが本当にろくでもないか、お前が食べてテストしろよ!」


低い声で桐島さんはそう言った。

< 13 / 87 >

この作品をシェア

pagetop