Sweets♡Days
「そろそろ時間だね」
「あぁ」
桐島とお店の壁にかかっている時計を見た。
時間は、後五分で十時を指す。
いよいよオープン…。
お客さん、いっぱい来てくれますように!
心の中で強く願った。
「じゃあ、そろそろ看板出してくるね」
「わかった」
作ったスタンド式の看板を手に持って、カランカランと鐘の音を鳴らしながらドアを開けて外に出た。
出てすぐの入口横に看板を置こうとした時、誰かが近づいて来た気配がした。