Sweets♡Days
すぐに顔を上げて確認すると、目の前に立っていたのは、高校生ぐらいの女の子だった。
手にはこの店のチラシを握っている。
お客さんかな…?
そう思って、思わずじーっと見てしまっていた。
「あの、お店ってもう入れますか?」
何も言わないあたしに女の子はおずおずした感じで聞いて来た。
「あ、はい。今開けたとこなんで、どうぞ!」
いけない、いけない!
ちゃんと接客しないと!
あたしは慌てて笑顔で女の子をお店の中に案内した。