Sweets♡Days
「今、ちょうど出来たとこだよ」
「桜木にしては手際よく作れたな。まぁ、上手いかどうかはわかんねえけど」
鼻で笑って言う桐島。
チャーハンとスープをリビングのテーブルに運びながら、桐島を睨む。
「そんなこと言うなら、晩ご飯あげないからね!」
「いいけど?そしたら、明日の朝も自分で作れよな」
朝が苦手なあたしにとって、朝ご飯を作ってもらえるのはすごく助かる。
それを知ってて意地悪を言う桐島。
うー…と唸って桐島を睨んだけど、朝ご飯を食べる事はあたしにとって楽しみで大事なので、しぶしぶ桐島の前にチャーハンとスープを置く。
「物分かりの良いことで」
ハッと小バカにしたような笑いをした桐島になんとか怒りを抑え、遅い夕食を済ませた。