Sweets♡Days


お風呂から上がると、桐島がリビングのソファーでスイーツ雑誌を読みながらお酒を飲んでいるのが目に入った。


自分も冷蔵庫からお酒を取り出して、桐島の向かい側のソファーに座る。


桐島はチラリとこちらを見たけれど何も言わず、雑誌を読み続けている。


しーんとした無言の時間が流れる。


「…今日は本当にお疲れ様!かんぱーい…」


無言の時間に耐え切れず、お酒の缶を持ち上げて思い切って明るい声で笑顔で桐島にそう言った。


やっぱり無視かな…。


まぁ、桐島があたしと乾杯なんてするわけ…


「…ん、乾杯」


そう一言小さく言ってコンッと缶を軽く当ててきた。


その行動にびっくりして思わず桐島を凝視した。

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