良薬は口に苦し
「その時間になったら、やっぱりピンポンが鳴るんです。
ナナミがイタズラっ子の仕業なら、私がキツく言ってやるからって、ドアを開けたら………
やっぱり、誰も居ないんです。
ナナミに言われました。
『これ…ヤバイんじゃないの』って」
俺もヤバイと思います………
「他には何かあった?」
「居ないはずの彼の臭いがしたり………
足音が聴こえたり………
夜中に私が帰って寝ようとして布団に入ると、より一層…足音や気配を強く感じます。
先生………助けて!!」
どうやら、ここまで来るまでに、君は守護霊に導かれたみたいだね。
君の守護霊様も言ってるよ。
『どうか、この子を助けてやって下さい』ってさ。
「今西さん、わたしは医者でありながら、スピリチュアルの世界も信じている。
今西さんに初めて会った時から、君を救わなくちゃという気持ちになった」
「………私も不思議なんです。
今朝から背中を針で刺されるような痛みが酷くて泣いてました。
泣きながら、助けてと祈りました。
そしたら………
先生のところに行かなくちゃと思って来たんです」
