社内恋愛狂想曲
私もフォークでポテトをひとつ刺して、口に入れた。
確かに熱々だけど、やけどするほどではない。
「佐野は熱いの平気なのか?」
「少なくとも猫舌ではないけど、熱いものは熱いよ。伊藤くんほどは熱いと思わなかっただけ」
伊藤くんはポテトを冷まさずそのまま口に入れようとして、また熱さに悶絶している。
さっきは冷ましても熱かったものを冷まさず口に入れようとするなんて、彼に学習機能というものはないのか。
「無理しないで少し冷めてから食べれば?」
「そうする……。なんのための揚げたてなんだかな」
揚げたてフライドポテトに敗北した伊藤くんは、少し悔しそうにアイスコーヒーの氷で口の中を冷やしている。
「佐野は橋口と付き合っててさ、相手との温度差っていうか……本当に自分のこと好きなのかなとか、そういうの感じたことないか?」
「うーん……そういうのはなかったかな。伊藤くんはあるの?」
「葉月は俺のことどう思ってるとか、全然言ってくれなかったし、信じてくれなかったからな。葉月は本当に俺のこと好きなのかなって、俺だっていつも不安だったよ」
確かに熱々だけど、やけどするほどではない。
「佐野は熱いの平気なのか?」
「少なくとも猫舌ではないけど、熱いものは熱いよ。伊藤くんほどは熱いと思わなかっただけ」
伊藤くんはポテトを冷まさずそのまま口に入れようとして、また熱さに悶絶している。
さっきは冷ましても熱かったものを冷まさず口に入れようとするなんて、彼に学習機能というものはないのか。
「無理しないで少し冷めてから食べれば?」
「そうする……。なんのための揚げたてなんだかな」
揚げたてフライドポテトに敗北した伊藤くんは、少し悔しそうにアイスコーヒーの氷で口の中を冷やしている。
「佐野は橋口と付き合っててさ、相手との温度差っていうか……本当に自分のこと好きなのかなとか、そういうの感じたことないか?」
「うーん……そういうのはなかったかな。伊藤くんはあるの?」
「葉月は俺のことどう思ってるとか、全然言ってくれなかったし、信じてくれなかったからな。葉月は本当に俺のこと好きなのかなって、俺だっていつも不安だったよ」