社内恋愛狂想曲
「よく言うよ。私、知ってるんだからね。私は好みじゃないし料理以外は好きじゃないんだよね。たいした体もしてないのにやらせないから、いい歳してもったいぶるなって思ってるんでしょ?」

「そんなこと思ってない!」

いまさらどんなに否定したって無駄だ。

私は護の本音を知っているんだから。

「それにひきかえ、マミちゃんとはいくらでもできるんだっけ?マミちゃん以上に体の相性がいい子はいないんだもんね。あの子は本気みたいだし、人妻にうつつ抜かしてないで大事にしてあげたら?」

「違うんだ!あんな軽い女、ただの性欲の捌け口だろ。好きなんて気持ちも全然ないし、やりたい時に思いきり好きなようにやれる相手が欲しかっただけなんだ。俺だってホントは毎日でも志織としたいけど、志織はあんまりさせてくれないし、めちゃくちゃ激しくしたらいやがるだろ?だからそれは別の女で済ませとこうと思って……。俺が好きなのは志織だけだよ」

この期に及んでまだこんな最低な言い訳をするとは、どこまで根性が腐っているんだろう?

私は一体、この最低な男のどこが好きで3年も付き合ってきたのかと思うと、情けなくて涙が出そうになる。

「志織が結婚してくれるなら、他の女は全部切るから許してくれよ、な?」
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