社内恋愛狂想曲
二人で1階に下りてリビングのドアを開けると、私の鞄の中でスマホの着信音が鳴っていることに気付く。
「あっ、電話鳴ってる……」
ゆうべからずっと鞄の中にスマホを入れたままだった。
もしかしたら何度も鳴っていたのかも知れないと思いながら、急いで鞄の中を探っていると着信音が途切れた。
ようやくスマホを取り出して着信履歴を見ると、昼頃から何度も母からの着信があったことがわかり、一瞬気が遠くなった。
ソファーに座り右手で額を押さえてため息をつくと、潤さんが隣に座って私の肩を抱き寄せる。
「どうした?」
「母からの着信がこんなに……」
着信履歴にズラッと並んだ母からの不在着信の表示を見ると、潤さんは少し驚いた様子だった。
「すぐ電話した方がいいんじゃないか?よほど大事な用なのかも」
「うーん……おそらくしびれを切らしたのかと」
「何に?」
私は潤さんに、シーサイドガーデンに行ったときに潤さんと手を繋いで歩いているところを偶然母に見られたことと、後日電話で「付き合っている人がいるなら一度家に連れてきなさい」と言われ「今は仕事が忙しいから落ち着いたら」と言い訳してそのままになっていることを話した。
「あっ、電話鳴ってる……」
ゆうべからずっと鞄の中にスマホを入れたままだった。
もしかしたら何度も鳴っていたのかも知れないと思いながら、急いで鞄の中を探っていると着信音が途切れた。
ようやくスマホを取り出して着信履歴を見ると、昼頃から何度も母からの着信があったことがわかり、一瞬気が遠くなった。
ソファーに座り右手で額を押さえてため息をつくと、潤さんが隣に座って私の肩を抱き寄せる。
「どうした?」
「母からの着信がこんなに……」
着信履歴にズラッと並んだ母からの不在着信の表示を見ると、潤さんは少し驚いた様子だった。
「すぐ電話した方がいいんじゃないか?よほど大事な用なのかも」
「うーん……おそらくしびれを切らしたのかと」
「何に?」
私は潤さんに、シーサイドガーデンに行ったときに潤さんと手を繋いで歩いているところを偶然母に見られたことと、後日電話で「付き合っている人がいるなら一度家に連れてきなさい」と言われ「今は仕事が忙しいから落ち着いたら」と言い訳してそのままになっていることを話した。