社内恋愛狂想曲
昔から母の言葉は変わらない。

私は今、母の娘に生まれてきて良かったと心の底から思う。

「うん……ありがとう。何があっても潤さんと一緒に頑張って、絶対に潤さんと一緒に幸せになる」

少し涙声になりながらそう言うと、母は嬉しそうに笑ってうなずいた。

そして潤さんに向かって頭を下げる。

「潤さん、志織をよろしくお願いします。至らないところもあると思いますが、どうか末長く大事にしてやってください」

「はい、一生大事にします。志織さんは僕が責任を持って必ず幸せにします」

潤さんの力強い言葉を聞いて、母は安心した様子で顔を上げて微笑んだ。

「何か困ったことがあったら遠慮なく頼っていいのよ。困ったことがなくてもいつでも来てちょうだいね。これからは家族になるんだから」

「はい、よろしくお願いします」

潤さんは嬉しそうに笑って頭を下げた。

“家族になる”という言葉は、幼い頃に母親に愛された記憶のない潤さんにとっては、きっと特別な意味があるのだと思う。

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