社内恋愛狂想曲
ずいぶん大きなひそひそ話だな。
全部丸聞こえなんですけど。
普通に話してるけど、さっきまで喧嘩していたのを忘れたんだろうか。
「潤くん……終わったっていうのはもしかして……」
伊藤くんがおそるおそる尋ねると、潤さんは私の動かせない左手の横に自分の左手を並べてみんなに見せた。
「今日入籍した。だから志織との社内恋愛は終わったんだよ。今日から俺と志織は夫婦だ」
みんなは私と潤さんの薬指に光るまっさらな結婚指輪を見て唖然としている。
「焦ったー……!終わったてそっちかいな……!」
「マジか……!超スピード婚じゃん……!」
みんなが驚くのも無理はない。
3日前の金曜日に潤さんが退院して一緒に暮らし始め、一昨日の土曜日に急遽潤さんの両親と一緒に私の両親に挨拶に行ったばかりなのだから。
もっと言えば、あの歓迎会の日からまだ3週間ちょっとしか経っていないのだ。
驚きを隠せない伊藤くんと葉月を見て、潤さんは満足そうな表情を浮かべた。
これが“ドヤ顔”ってやつか。
「なんとでも言え。俺は最初から絶対志織と結婚するって決めてたから早くてもいいんだよ」
全部丸聞こえなんですけど。
普通に話してるけど、さっきまで喧嘩していたのを忘れたんだろうか。
「潤くん……終わったっていうのはもしかして……」
伊藤くんがおそるおそる尋ねると、潤さんは私の動かせない左手の横に自分の左手を並べてみんなに見せた。
「今日入籍した。だから志織との社内恋愛は終わったんだよ。今日から俺と志織は夫婦だ」
みんなは私と潤さんの薬指に光るまっさらな結婚指輪を見て唖然としている。
「焦ったー……!終わったてそっちかいな……!」
「マジか……!超スピード婚じゃん……!」
みんなが驚くのも無理はない。
3日前の金曜日に潤さんが退院して一緒に暮らし始め、一昨日の土曜日に急遽潤さんの両親と一緒に私の両親に挨拶に行ったばかりなのだから。
もっと言えば、あの歓迎会の日からまだ3週間ちょっとしか経っていないのだ。
驚きを隠せない伊藤くんと葉月を見て、潤さんは満足そうな表情を浮かべた。
これが“ドヤ顔”ってやつか。
「なんとでも言え。俺は最初から絶対志織と結婚するって決めてたから早くてもいいんだよ」