秘める二人の、叶わぬ恋の進め方。

伏せていた視線を上げ、少し高い位置にある柊ちゃんを見上げながら、きっとまだ少し赤い顔でそう言うと、何故か柊ちゃんがそのまま少し固まった。

‥‥あ、プライドを傷つけたかな。

しまったと思ったけれどそうでもなかったらしく、頷いてくれて私が後ろを向くとすぐに金具を止め終わり、柊ちゃんがホッと胸を撫で下ろした。


「‥ごめんカッコつけた。最初からこうしてれば良かったな」

そう言って柊ちゃんがハハっと笑う。

そうだけど、面白かったし可愛いかったからまぁいいや。

そう思って笑い返しながら、そっと首元のネックレスに触れる。

誰かにアクセサリーをプレゼントしてもらうことなんて今まであまりなかった。

‥しかもこんなに可愛いネックレスなんて。

柊ちゃんがこんな可愛いネックレスを選んでいるところを想像するとなんだか面白くて、嬉しくてくすぐったかった。

「ありがとう柊ちゃん」

似合ってる?と聞こうとしてやめた。
柊ちゃんがそういう類いの返しが苦手な事は知っている。

代わりに、
大切にするねといって微笑むと、柊ちゃんが照れたように頷いてハンドルを持った。
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