半身。然るに片羽。
「…な」
ガラガラ‼︎
もっと詳しく聞きたかったのに、担任が来てしまった。
委員会等は明日決めるというだけの報告を上の空で聞いていた。
ーーーオトン、可哀想ーーー
静流のこの言葉の意味をずっと考えてた。
俺は、オトンを認めてる。
距離も俺なりに頑張って近づいた。
これ以上、頑張れない。
ガタガタと大きな音がした。
クラス中が椅子を引いた音らしい。
俺も急いで起立をした。
担任は自分の真向かいのヤツに、帰りの号令をお願いしていた。
いつの間にか、下校の時間になっていたのだ。