半身。然るに片羽。
この数十分後…
誰が予想出来る?
警察から電話が来るなんて。
オカン達が乗ったバスが、事故るなんて。
くだらない会話が、最後だなんて。
誰が、思う…
「一葉」
静流の声で、現実に戻された。
「俺、黙ってた?」
聞くと首を横に振られた。
「応えてた。中身はないのは分かったけど…」
良く見ると、弔問客は途絶えてた。
見計らって来てくれたのか…
俺は、全然駄目だな。
瑞葉でさえ、耐えているのに。
「一葉、少し休みなさい」
オトンのおばあちゃんが優しく声をかけてくれた。