あなたで溢れる

中途半端にはだけた服から見える肌で修がなんとも官能的だ…
そんな事をボーッと考えていた

幾度となくキスが落とされ、
修の手が私の肌を滑る

修の手は、暖かくて。暖かくて。




「…英里奈」

「…ぅん」

はじめて聞いた修の甘い声。
それが私の名前だなんて…
私の中から溢れてくる
好きが溢れてくる

「…英里奈…好きだよ」

修の声は媚薬だ。
身体中を巡っていく。





好きな人と繋がるということは…
涙が出るほどおかしくなることなんだ…




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