あの夏キミと…




「あ~。私らも、もう来年は30歳か~。結婚適齢期じゃん。相手欲しい!」







あの告白から13年。
時がたつのは早いもので私は来年30歳になる。




「私はもうずっと5年も彼氏いないんだよ!なんでよ!何がいけない訳?教えてよ綾音~」




焼酎ロックを飲みながら、ここは居酒屋なのを関係無しに涙を流しながら悪酔いしているのは同僚の佐藤由利。





「う~ん。由利は美人だし彼氏なんかすぐ見つかるから元気出しなよ!」



「そんな慰め要らない!慰めるくらいなら彼氏捕まえてきてよ~」



「そんなこと言われても…(笑)」



由利はシラフの時はクールなんだけど
酒が入ると一気にめんどくさくなる
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