七色ペンダント



「ようやく会えた……。あれから数十年。わしも長いこと生きた。



………幸せになれるといいのぅ、文ちゃん」



少女の去った図書館あと、老爺は百合椅子に腰掛けると、安らかな眠りについた。


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