君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
彼は飄々として大きな仕事を動かすが、私たちの知らないところで努力を重ねるような人。
おそらくインドの成功は、彼以外の人では考えられなかったと思う。


「悠馬さんは、私がずっと拒否したままかもしれないという可能性を考えないんですか?」


なかなか先に進めない私とは違い、思うままに突き進む彼に質問したくなった。


「なかなか厳しい質問だね。考えたくないけど……俺はその不安より、葉月との楽しい未来を夢見ていたいと思ってる。葉月のことを考えている時間は幸せで、満たされているんだ」


私を見つめる悠馬さんは、柔らかな笑みを浮かべる。


「でも、このまま私に時間を費やしたら後悔するかもしれません。他に素敵な出会いがあるかも——」
「葉月をあきらめたらもっと後悔する」


彼は私の言葉を遮りきっぱりと断言する。
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