君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「そっか。だけど俺がいるから大丈夫。一生、葉月は俺が守るからね」


それを聞きジーンとしてしまう。


哲也に『守ってやりたいと感じる要素がひとつもない』と言われ傷ついたこともあったけど、その傷ですら悠馬さんが癒してくれた。


「眠れそうなら寝て。ここにいるから」
「はい」


促され目を閉じると、すぐに意識が遠のいた。



翌朝目覚めると、悠馬さんが私のことをじっと見ていた。


「おはよう。気分はどう?」
「体が軽くなりました」


彼はサッと手を伸ばしてきて私の額に触れる。


「下がったみたいだ。よかった」
「悠馬さん、いろいろありがとうございました」


寝たままでお礼を言うと彼は首を振る。


「もう夫婦になるなんだよ。これくらい当たり前だ」


『夫婦』というフレーズに照れてしまう。
だけど、この上なく幸せだった。

きっとこの先、つらいことも悲しいことも楽しいことも、全部ふたりで分け合って生きていくんだ。
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