親友だから 【 短編小説 】
ーーーあのあと、あの殺人鬼は逮捕された。
由実が言っていたように、確かに由実のお父さんだったらしい。
由実の両親は離婚して、新しくできたお父さんは子どもが嫌いらしく、由実を邪魔者として扱っていたみたいで。
由実には、
「いなくなってほしかった」と
語っていたらしい。
私は、全然気づけなかった。
由実の苦しみに………………。
でも、後悔しても、どう足掻いてももう遅い。
何をしても、もう由実はいない。
私の、大切な親友はーーー
ーーーもう、いない。