親友だから 【 短編小説 】
「ゆみ!!!」
由実は………………血まみれだった。
「…………………………なつ………………き…………………………」
うっすらと目を開けて、弱くか細い声を出す由実。
なにこれ……!?
なんなのこれ!?
由実…………が!
由実が死んじゃう!
どうしよう!
どうすればっ…………!
「由実!!大丈夫だから!救急車呼ぶから!しっかりして!!」
必死に由実に声をかけ、私は震えた手で鞄から携帯を出した。
バスからはわらわらと人が降りてきて、すでに電話を手に持ち通報してくれている人もいる。
バスの運転手の人も駆け寄ってきてくれて、「救急車呼びますから!」と、急いで電話をしてくれた。
私は由実に声をかけ続ける。
「由実っ……すぐに救急車来るよ、だから……」
声を、かけ続けた
けど
由実は
すぐに………………
………………………………息を引き取った。