親友だから 【 短編小説 】





「ゆみ!!!」







































由実は………………血まみれだった。









































「…………………………なつ………………き…………………………」

















うっすらと目を開けて、弱くか細い声を出す由実。



















なにこれ……!?




なんなのこれ!?




由実…………が!




由実が死んじゃう!




どうしよう!




どうすればっ…………!













「由実!!大丈夫だから!救急車呼ぶから!しっかりして!!」








必死に由実に声をかけ、私は震えた手で鞄から携帯を出した。




バスからはわらわらと人が降りてきて、すでに電話を手に持ち通報してくれている人もいる。




バスの運転手の人も駆け寄ってきてくれて、「救急車呼びますから!」と、急いで電話をしてくれた。






私は由実に声をかけ続ける。






「由実っ……すぐに救急車来るよ、だから……」

















声を、かけ続けた














けど


































由実は











































すぐに………………

















































































………………………………息を引き取った。




< 6 / 35 >

この作品をシェア

pagetop